3:名無しNIPPER[sage]
2017/11/11(土) 21:17:13.21 ID:ykNJSjDd0
堀裕子(以下裕子)「ムムムムーーーン!!もう少しです!そう少しでサイキックパワーが…!」
MC「オーケーオーケー!ゆっこちゃん、面白い一発芸ありがとうございました!」
地方テレビの収録。
新人アイドル特集と題された企画にプロデューサーの頑張りもあって私は出演しました。
けれど、結果はダメダメ。
私のサイキックパワーは運悪く発動せず、
MCの人には軽く流されてしまい、スタッフさんには苦笑いされてしまいました…。
帰り道、プロデューサーさんはいつも私を車で送ってくれます。
裕子「ごめんなさいプロデューサーさん…。またダメでした…」
モバP(以下P)「しょうがないよユッコ。そういう日もあるさ!次の機会にまたがんばろう!な?」
そしてこれまたいつも通り、失敗した私を慰めてくれます。
そう、「いつも」
いつもいつもいつも。
私はプロデューサーさんにすら自分の力を見せれたことがありません。
それなのに、プロデューサーさんはいつもいつも頭を下げて仕事を取ってきてくれます。緊張している私を応援してくれています。失敗したら慰めてくれます。
本当に嬉しかったんです。私のことを信じてくれる人がいるということが。
でも、ふと考えてしまいました。
「プロデューサーは「いつまで」私を信じてくれるんだろう」と。
普通に考えてみたらおかしいと思ったんです。
なぜ見たことの無いものをいつまでも信じてくれるんでしょうか。
なぜ自分のプライドを捨てて頭を下げてまで、私を信じ続けてくれているのでしょうか。
でも、それを直接聞くことは出来ませんでした。もしかしたら、それを聞いてしまったらもうもとには戻れないかも知れないと、なぜかそう思えてしまえたから。
次第に私の中に不安と焦りが生まれていました。
はやく成功させなくてはいけない、と。
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