15:名無しNIPPER[sage saga]
2017/11/10(金) 10:11:42.45 ID:yrXYM8AjO
モバP「これは、なんだ……
鼻腔いっぱいに跳ね回るアロマ、
舌の上を転がる甘味、
甘味が過ぎる直前に姿をあらわす芳醇な苦味は重く深くかさなり、
ぜんぶが消えたあと、しっかりした渋味が顔を出して、消えてしまった甘味と苦味をかみしめる……
しかしこの香り、まず飛び込んでくるこの香りを、俺は知っている……」
凛「またどっかいっちゃったよ」
モバP「そうだこれは子供のころ、日曜の朝、おふくろが親父のために淹れたコーヒーの香り。
なんていい匂いだと思って一口もらうけど、早すぎた大人の味。
今日はどこに遊びにつれていってくれるんだろうという胸の高鳴り……思い出……」ポロ
凛「とうとう泣き出した」
モバP「このコーヒーは、人生、俺の生きてきた人生を表現していた……。
そうだなユッコ」ボロボロ
裕子「はて、私は、コーヒーをお出ししたまで……」
モバP「ブレンドは、ザンドバが7として、マンデリンが2。香りを産み出す残りの1は……」
裕子「……」
モバP「わかった、わかったぞユッコ、のこりの1、それは……」ボロボロ
裕子「それは?」
モバP「サイキック……だな……」
裕子「さすがです、プロデューサー」
凛「……」
凛「何とかまとまったあ」
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