一ノ瀬志希「キミが死んだら、その死体はあたしが欲しいな」
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77: ◆G4Z1KppkgXoT
2017/12/08(金) 07:02:21.52 ID:DTkMvQ73O
【22】


志希「その頃からです。彼と…夫と永遠にいっしょにいられたらと考えるようになったのは」

志希「でも、夫が死んでしまうことは止められない。それは最も近くにいる私がわかっている」

志希「夫の死を受け入れるか、否か」

志希「その葛藤に苛まれました」

志希「私は…彼の死を拒絶する方を選びました」


志希「彼と永遠に添い遂げたい」


志希「私に犯行動機があるとするならば、その思いだけです」

志希「決して看護疲れや、憎しみや怒りの感情、その場限りの感情で実行したのではありません」

志希「完全に私のエゴ、自分勝手な感情に彼を巻き込みました」

志希「計画をはっきりといつから立てていたのかは、もう私にも思い出せません」

志希「彼がほとんどベッドから起き上がることができず、声も枯れて、痛みを麻酔で抑えるようになった頃」

志希「……それは、もういつ死んでしまってもおかしくない状態です」

志希「その時期にはもう全ての用意を済ませていたのは確かです」


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