88: ◆xJHI1D1Uro[saga sage]
2017/11/10(金) 17:27:23.88 ID:/aq2I7elo
「先生!」
声のする方向を見ると、やはり、ありすだった。
泣くまい、と思った。
「ありす」
「先生」
ありすは私の傍へ立って、何を言うでもなくただ黙っていた。
「卒業おめでとう」
それは、あまりに月並みな言葉だった。
同じ名前を背負った私たちには不似合いだと、わかっていても。
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