62: ◆xJHI1D1Uro[saga sage]
2017/11/09(木) 20:36:59.32 ID:/E20kLoAo
クラスメイトも似たものらしく、ありすの写真が載った雑誌を繰り返し回し読みしたり、何やら噂しあっていた。
「ねえ、橘さん……」
あるとき、ひとりがおずおず声をかけると、それを皮切りにクラスメイトたちはありすの机を囲んだ。
ありすはすこし気難しいところがあるけれど、もともと気立ての良い女の子だ。
すぐにクラスメイトたちとも打ち解けて、様々な質問に答えてあげていた。
中には気が早い生徒もいて、ノートに彼女のサインなどねだっている。
「まだ、ちゃんとデビューもしていないのに……」
ありすはちょっと困ったように言っているが、特にこだわらず自分の名前を書いたようだ。
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