安価とコンマにより作った世界で主人公の目的を達成する
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125: ◆0bzpZNZrOVOY[saga]
2017/11/07(火) 23:39:27.51 ID:9T28Iq5HO
奴隷の女の子に連れられ、私はいつものように皇太子の部屋の前に来る。

ちなみに、この奴隷の女の子は奴隷の中では信頼されているらしく、城の雑用をしているのだとか。他にもいるみたいだけど、あんまり会わないから良く分からない。

扉をノックし、部屋を開ける。

ゲルド「し、失礼します…………」

ゼルディア「…………」

金髪碧眼の人族の男は、こちらを見もせずに、何やら難しそうな本を読んでいる。

ゲルド「…………」

ゼルディア=グレスバルト。グレスバルト帝国を治める皇帝の一人息子。つまり、次期皇帝だ。

武に長けた人族で、頭脳明晰、おまけに顔も良い……らしい。人族に対して恨みしかない私としては、人族を格好いいなんて思えないし。

ゼルディア「…………」

ゼルディア皇太子の唯一の良いところは、無闇に暴力を振るわない事だ。おそらく私の事など生物として扱っていないだろうが、他の人族のように道楽で暴力を振るわない。

ゲルド(…………まぁ、他の軍人がいるところでは容赦ないけど)

私がまだ血を見てすぐに発狂していた頃…………大虐殺のすぐ後だったと思うけど…………は、本当にひどかった。

叫び、殴られ、また叫べば、殴られて…………思い出したくないのに、思い出してしまう。

ゼルディア「おい」

ゲルド「は、はい!」

ゼルディア「退屈だ。何か質問しろ」

ゲルド「えっ?」

ゼルディア「退屈凌ぎだ。どうせ貴様に俺を満足させる講義や芸などはできまい。ならば、俺が貴様に何かを教える事で暇を紛らわそうというのだ」

ゼルディア「理解したら早く質問しろ」

ゲルド「え、えっと…………」

何なんだろう? ゼルディア皇太子は、いつも私を呼ぶだけで、特に話しかけてこなかった。

それが、今日は……質問しろ? 訳が分からない…………

ゲルド(で、でも……なにか質問しないと…………)

き、機嫌が悪くなる前に…………何か…………


[↓3まで質問を募集。教えてくれそうな事を聞こう。場合によっては殴られるので注意だ。]


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