485:名無しNIPPER[saga]
2019/04/02(火) 17:10:51.20 ID:YmoQ0jae0
「じゃ、じゃあ用件も済んだことだし、帰ろうか」
「はい……!」
サンディは僕の横に並んだかと思えば、スキップするような足取りで軽やかに抜き去って
数メートル先の街灯の下まであっという間に辿り着いていた。
喜んでくれたのは素直に嬉しく思う。
こういう些細な喜びがある日々をもっと増やせていけるよう、僕なりの努力はしてみたい。
義理と人情で引き受けたサンディとの共同生活だけれど。
一握りくらいは愛を込めてもいいのかな。
そんな事を思いながら、サンディの待つ橙色の光が灯る街灯まで駆け出した。
598Res/293.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20