218:名無しNIPPER[saga]
2019/08/25(日) 18:05:06.53 ID:AAdq5sgSO
バハムート「説明は出来ぬ。が、その問いの答えならば我らは既に持ち合わせているのかもしれぬぞ?」
クルーヤ「えっ、そうなのかい?」
バハムート「彼女たちが他者を惹き付ける理由。それは……」
バハムート「彼女たちが、あいどるだからだ」
クルーヤ「!」
バハムート「以前、タカネから聞いたことがある。あいどるとはどういった生態を持つ生物なのかを」
クルーヤ「それで、あいどるってどんな生き物なんだい?」
バハムート「分からぬ」
クルーヤ「…………は?」
バハムート「タカネが話してくれた内容は、我には何一つ理解が及ばなかったのだ」
バハムート「だが、短き時間をタカネと共に過ごし、我は思い至った。あいどるとはつまり、愛すべき存在なのだ、と」
クルーヤ「それって答えになってるのかな……」
バハムート「……さてな」
バハムート「只一つはっきりとしているのは、我もお前もあいどるを愛した、という事実だけだ……」
クルーヤ「うーん、結局何一つわかっていないような……」
バハムート「さて、そろそろ逝くぞ。最早我らは舞台を降りたのだ。これ以上現世に未練を残すのは無粋というものだ」
バハムート「世界の行く末も、コトリのことも……全てはあいどるたち次第であろう」
クルーヤ「……ああ、そうだね」
クルーヤ(ハルカ、リツコ……。キミたちがコトリさんを救えること、地獄の底から願っているよ……)
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