189:名無しNIPPER[saga]
2019/08/18(日) 17:45:32.57 ID:91IMrmsjO
春香「…………ぅ……」
クルーヤ「………」
クルーヤ「……ハルカ、君はわがままだ」
春香「…………え……?」
クルーヤ「君がコトリさんを救ったとして、その先には何が待っている?」
クルーヤ「人々はコトリさんを受け入れるだろうか? いや、簡単に受け入れられはしない」
クルーヤ「悪を許したところで、この世界の人々が失ってしまった大切なものは戻ってこないのだから」
春香「!」
クルーヤ「人々の疑念はやがて確執へ変わり、コトリさんは孤独を知り、いずれ再びこの世界に危機が訪れる。悲劇は繰り返される。悪とはそういうものだ」
クルーヤ「たとえコトリさんがどんなに優しくていい人だからって、例外はないんだよ」
春香「…………ち、違う……」
クルーヤ「君は君の想いを叶えるため、世界中の人々を危機に陥れようとしている」
クルーヤ「それをわがままと言わずに何と言う?」
春香「…………そ、それは……」
クルーヤ「ボクは見過ごせない。悲劇を繰り返させやしない」
クルーヤ「自分の娘だからといって……容赦はしない……」チャキッ
春香「く……!」ヨロッ
クルーヤ「聖光爆裂破を三度受けてもまだ立つその精神力は流石だ」
クルーヤ「それだけ君の想いもまた、譲れないってことなんだろう」
クルーヤ「でもそれなら……」
クルーヤ「ボクはそのさらに上をいく想いを剣に乗せるだけだ……!」ゴオオッ…!
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