P「ゲームの世界に飛ばされた」FINAL3
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146:名無しNIPPER[saga]
2018/07/01(日) 02:44:55.54 ID:7axRGeJc0

冬馬「……悪い、気分を害しちまったみたいだな」

冬馬「でも、俺は別にあいつらが負けるなんて思っちゃいねえよ」

ルビカンテ「……? ならばなぜそんなに思いつめた顔をするのだ?」

冬馬「………」

冬馬「この戦いはさ……」

冬馬「あいつらにとってこの最後の戦いは、世界を救う以上の意味があるんだよ」

カイナッツォ「世界を救う以上の意味……?」

バルバリシア「どういうことなの?」

冬馬「それは……」

冬馬「詳しい事情は言えねえけど、あいつらはきっと尋常じゃない覚悟を持って最後の戦いに臨んでるんだ」

冬馬「そんなあいつらのことを思うと、ちょっと考えるところがあるっていうか……」

翔太「………」

北斗「………」

カイナッツォ「回りくどい言い方をするな。ズバリ何なのだ?」

冬馬「だから、何ていうか……」

黒井「私たちも彼女たちも、お前たちとは違う存在だということだ」

カイナッツォ「違う存在だと? そんなことは当たり前だろう? 私たちは魔物でお前たちは幻獣、そして彼女たちは人間なのだからな」

黒井「そういう意味ではない。もっと根本的な部分から違うのだよ」

高木「……黒井」

黒井「わかっている。説明したところで理解などされまい」

カイナッツォ「何なのだ? お前たちは一体何の話をしているのだ?」

冬馬「………」




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