130:名無しNIPPER[saga]
2018/06/06(水) 20:47:52.15 ID:n8icgLMRO
クルーヤ「………」
クルーヤ「………」
クルーヤ「………………やっとやる気になってくれたかい?」
春香「はぁ、はぁっ………!」チャキッ
春香(……よく考えれば、当たり前のこと……なのかな)
春香(ここはゲームの世界。お父さんはその世界の住人)
春香(小鳥さんがどんなにいい人でも、お父さんにとっては……この世界にとっては悪なんだ……)
春香(そう思われるだけのことを、確かに小鳥さんは今までしてきたから)
春香(そんなの、悲しい……。悲しすぎるよ……)
春香(でも、お父さんは本気だよね。このまま何もしないでいたら、私はきっとやられちゃう)
春香(それが分からないほど私だってバカじゃない)
…スクッ
春香「…………私は」
クルーヤ「!」
春香「私は救いたいんです。この世界で一人ぼっちだった小鳥さんを。たった一人で私たちと戦わなければならない小鳥さんを」
春香「ずっと……ずっと一人で……自分だけ悪役で……」
春香「そんなの、絶対辛いと思うから。だから、大丈夫ですよって言ってあげたいんです!」
春香「また小鳥さんに、みんなと一緒に心の底から笑ってほしいんですっ……!」
春香「……お父さん、悪は悪でしかありませんか? 歩み寄って仲直りすることは、絶対にできないんですか?」
クルーヤ「………」
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