90: ◆CItYBDS.l2[saga]
2017/12/05(火) 17:00:22.37 ID:Pdh78Mjj0
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宝物庫の片隅に、そのベッドは置かれていた
天蓋とカーテンで仕切られたそれは、まるで一つの部屋のようであった
王の遺体は、ベッドに深く沈み込んでいる
上質な羽毛で作られているのであろう、柔らかさと温かさが約束されているはずのその中で
王の体温は冷めきっていた
商人「し、死んでんのか・・・?」
賢者「確認しました。脈もありません、瞳孔も開いています」
商人「なんで、今まで見つからなかったんだ・・・」
賢者「マットに埋もれていた上に、幾重にもブランケットが重ねられていました・・・まさか、人がいるとは」
遊び人「陛下・・・一体なぜこのようなことに?」
商人の疑いの眼差しが、遊び人へと向けられる
騎士「ととととりあえず、落ち着こう。このままじゃまずい、まずは死体を布団の中に隠そう」
賢者「そそそうですね、このままじゃ私たちが疑われかねない」
商人「いやいやいや、ちょっとまて。事件発覚直後から、この部屋は陛下直属の近衛兵が封鎖してたんだろ」
商人「俺たちが、いつ陛下を部屋に連れ込んで殺害するって言うんだ」
商人「どう考えても、勇者の仕業だろう!」
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