30: ◆CItYBDS.l2[saga]
2017/11/08(水) 18:59:13.19 ID:1/6b/enLo
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商人「・・・おらっ!どりゃあああああ!ごんがああああああ!・・・・開かない!」
商人「おいっ!近衛兵!扉の後ろにいるんだろっ!わかってるんだぞ!」
商人「おいおいおい!冗談で済むうちに、さっさと開けろ阿呆!」
商人の怒りようは尋常ではなかった
商人「そうか!開けないか!わかった!てめえ、覚えていやがれ!」
商人「俺が外に出た暁には!てめえの鼻に口に耳にへそに、けつの穴まで含めた全ての穴を栓でふたしてやるからな!」
賢者が扉に駆け寄り、扉の外にいるであろう近衛兵に呼びかける
賢者「おーい!近衛兵さーん!ちょっと外に出たいんですけど!」
返事はない
しかし、賢者は扉の後ろに人の気配があることを感じ取っていた
賢者は、扉の前であらゆる悪態を吐き出す商人を押しどけ、二度ほど扉を押してみる
そしてふと思いついたかのように、扉の隙間から外の様子をうかがった
賢者「いや・・・これ、外から閂がされてますよ・・・開かないわけだ」
商人「なんだと?おい!こら近衛兵っ!いい大人がイタズラか!?」
商人の悪態に根負けしたかのように、扉の外から声が届いた
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