25: ◆CItYBDS.l2[saga]
2017/11/08(水) 18:56:43.79 ID:1/6b/enLo
商人「というわけだ」
騎士「つまり、だれが魔法の鍵を持っていてもおかしくないってことだね」
賢者「へえ・・・そうだったんですか」
賢者「しかし、商人君。やけに詳しいですねえ・・・?噂をもとにそこまで調べ上げたんですか?」
騎士「まさか、忍び込もうなんて考えたわけじゃないよね?」
商人「ままま、まさか!興味本位ですよ騎士さん」
商人の狼狽ぶりは、その言葉とは裏腹に真実を雄弁に語っていた
賢者「なるほど。合点がいきました」
騎士「なにがだい?」
賢者「事件の発覚が遅れた理由ですよ。魔法で封印されているなら、常に近衛兵を配置する必要もないですからね」
騎士「なるほど、大臣の言っていた考慮すべき事項というのは、そのことか。近衛兵団も災難だったねえ」
近衛兵「では、我々は部屋の外におりますので」
賢者「ところで、中には誰もいないようですが?捜査は進んでいないのですか?」
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