氏家むつみ「宝物を探して」
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9:名無しNIPPER
2017/11/02(木) 16:27:19.74 ID:XgDdgb62O
地図を頼りにたどり着いたところは、私が思った通り、マンションになっていました。

薫「そん・・・なぁ〜〜〜。」

小さい子たちはガッカリしていまいます。

舞「あんなに頑張ったのに・・・」

薫「ここじゃなかったのかなぁ・・・」

むつみ「うーん。多分、あっていると思います。このマンション、最近出来たばっかりみたいですから。」

薫「じゃあ・・・」

むつみ「はい。残念ながら、マンションの下か、どこかに掘り出されてしまったようです。」

こうして、私達の冒険は終わりました。

事務所に帰ると、朋さんがホットココアを作ってくれていました。

朋「お疲れさん。見つかった?」

むつみ「ありがとうございます。それが・・・」

朋「そっかぁ。それは残念。」

パソコンの向こうで、ちひろさんがクスクス笑いながら、プロデューサーさんを見ました。

P「そうだな。いい加減、教えてやろう。」

全員「????」

P「その宝物は、間違いなく、そこにあったよ。中身はお菓子の景品のコインが数枚と、ビー玉が数個。」

仁奈「なんで、知ってるでごぜーますか?」

薫「せんせー!先に見つけていたなーー!!」

P「違うよ。だって、その地図を描いたのも、埋めたのも、俺だもん。がっかりしたかい?」

薫「せんせー、やっぱりすごい!!こんなこと思いつくなんて!!」

むつみ「私も、すっごい楽しかったです。冒険する前の謎解き、すごくワクワクしました。」

P「それにしても、朋、なぜ、『占いで〜』って言わなかったんだ?」

朋「だって、それじゃあつまらないじゃない。こういうのは自分で頭と足を使って探すから面白いんでしょ?」

P「そうだな。」

朋「以前の私だったら、言ってたと思うわ。あの頃は『占いが好き』というより『占いに依存』していたから。」

朋「私だって、日々、成長してるんだから。」

P「そっか。チビッ子たちも楽しんでくれたようだし、また何か、考えようかな〜(笑)」

ちひろ「さて、もう暗くなり始める時間ですよ。」

チビッ子「はい!さよーならーー!!」

こうして、私達の一日は終わりました。



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