神谷奈緒「マーキング」
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38:名無しNIPPER[saga]
2017/12/19(火) 02:10:06.56 ID:Y6n3tT3p0
「ふむ、そうだな……」


「……」


どうかと聞かれてか、Tは顎に手を当てて考え出す。


奈緒は直ぐにでも返答が返ってくると思っていたが、そうでは無かった。


じっくりと深く考えていて、即答はしてくれない模様。


その様子を見てか、良くない答えが返ってくるのではないかと奈緒は危惧してしまう。


良い評価であったのなら、すんなりと言葉が出てきてもおかしくはないからだ。


そして考えが纏まったのか、Tの口がゆっくりと開かれる。そこから出てきた言葉は……


「出だしの入り、あれは良くは無かったな」


まさかの駄目出し。奈緒にとっては出鼻を挫かれる様な思いであった。





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