22:名無しNIPPER[saga]
2017/11/04(土) 22:54:12.18 ID:h+91Pek3O
忍「こ、小梅ちゃん?」
小梅「はぁー……はぁー……」
忍 (小梅ちゃんがこんな大声を出すのは、初めて聞いた)
23:名無しNIPPER[saga]
2017/11/04(土) 22:56:26.45 ID:h+91Pek3O
小梅「ありがとう。忍さん。私には分かったからね……」
忍 (アタシに話しかけているはずなのに、小梅ちゃんはアタシに視えないものに対してうわ言を言っているように思えた)
小梅「ふふ」
24:名無しNIPPER[saga]
2017/11/04(土) 23:01:55.02 ID:h+91Pek3O
忍 (その後は何事もなくいつもの日常が続いた)
忍 (そして、その日は突然訪れた)
25:名無しNIPPER[saga]
2017/11/04(土) 23:04:25.88 ID:h+91Pek3O
モバP「夢じゃないさ。今起こってることが本当なんだから。現実に、忍は頑張ってチャンスを掴んだんだぞ」
忍 (涙が止まらない。Pさんを見ると、何故かPさんも涙を浮かべながら笑っていた)
忍「何でっ……Pさんが泣くことないのに」
26:名無しNIPPER[saga]
2017/11/04(土) 23:11:56.10 ID:h+91Pek3O
忍 (それからは、あっという間に日々か過ぎていった気がする)
忍 (どれだけ精度を上げられるか、自分がどれだけやれるかが、自分を高められることにつながるってことを教えてくれた)
忍 (そんなPさんに恩返しするため。そして、アタシの夢を叶えるためにもこのステージは絶対に成功させないとって考えていると、どんなことでも乗り越えられるように思えた)
27:名無しNIPPER[saga]
2017/11/04(土) 23:14:25.86 ID:h+91Pek3O
忍「Pさん!」
モバP「あぁ。忍。自分を見せてこい。自分の納得がいくようにな」
忍「うん! 頑張ってくる!」
28:名無しNIPPER[saga]
2017/11/04(土) 23:20:29.42 ID:h+91Pek3O
忍 (ステージが、終わった)
忍 (何とも言えない溢れそうになった気持ちが抑えられなかった)
忍 (それくらい、アタシには幸せすぎる時間だった)
29:名無しNIPPER[saga]
2017/11/04(土) 23:31:30.35 ID:MmNKWKwEO
忍「Pさん、アタシ幸せだよ」
モバP「あぁ。忍が頑張ったからここまで来れたんだ。努力が身を結んだんだぞ」
忍「ありがとう……! よかった。アタシ、死んじゃうかも、嬉しくて」
30:名無しNIPPER[saga]
2017/11/04(土) 23:33:03.93 ID:MmNKWKwEO
忍「ご、ごめん……なんかすこし、ねむくて」
モバP「お、おい。忍? 大丈夫か?」
忍「あれ、え……? ごめん、Pさん……」
31:名無しNIPPER[saga]
2017/11/04(土) 23:34:17.48 ID:MmNKWKwEO
忍「……え?」
忍 (暗闇の中でアタシは立ち尽くしていた)
忍 (また、いつもの夢の中なの?)
32:名無しNIPPER[saga]
2017/11/04(土) 23:35:58.76 ID:MmNKWKwEO
忍 (抜け出そうとしても足を動かすたびに沈んでいくようで、どんどん深みにはまっていく)
忍 (助けて、助けて……だれか)
忍 (こわいよ、こわいよ、こわい……)
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