【安価】桃太郎がわらしべりながら鬼退治を目指す
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93: ◆5Xp2MHTzaI
2017/11/13(月) 21:23:08.43 ID:25YijLsr0
桃太郎「日本一の桃太郎〜!」
千代女「攻撃に防御と潤沢に装備が揃いましたね」
桃太郎「あとは鬼ヶ島に着くまでに頭数を揃えたいな」
千代女「そうですねー、相手は多数ですから……神通力で仲間になってくれそうな方を探してみては?」
桃太郎「やってみたけどはっきりとした対象を決めないとあまりうまくいかないようなんだ」
毘沙門「たすけてくれえー」
千代女「どこからか声が聞こえますね」
毘沙門「上だ上〜」
千代女「きゃっ!?」
桃太郎達が真上を見ると、全裸の毘沙門が木につかまっていた。
桃太郎「いくら仏様でも全裸はまずいでしょう」
毘沙門「我ながら情けないことだが、衣を猿にかっぱらわれたのだ。衣に実装された重力コントローラーがなければ我々は地上におれんのだが、鬼退治に向かう桃太郎に会うまでは還るわけにはいかん」
桃太郎「あー、僕がその桃太郎です」
毘沙門「なんと、奇遇な」
桃太郎「とりあえずこの甲冑を装備してください」
毘沙門「すまんのう。さて桃太郎よ、お主にとって重要な将来が見えたので直接伝えにきた」
毘沙門「もし宝を掘り当てる犬を見かけたら連れてゆくがよい」
千代女「あー……」
毘沙門「だが近いうちにさらわれる可能性が高い。くれぐれも用心するのじゃ」
桃太郎「あ、はい……」
毘沙門「では武運を祈る!」スタスタ
毘沙門は去っていった……が桃太郎が引き留めた。
桃太郎「あのー毘沙門様、誠に不躾ながら甲冑をお返し願えませんか」
毘沙門「えー、折角だから城下町でお姉さんをナンパしに行こうと思ったのに」
千代女「出張先で羽を伸ばすサラリーマンですか」
毘沙門「それでは代わりにこれを差し上げよう。どうじゃ」
桃太郎「真実を映す鏡……っ!?」
千代女「しかたないですね、防具はまた探しましょう」
桃太郎「……あ、うん、そうだな」
桃太郎(一瞬、ちらっと見えてしまった。千代女の姿が鏡面に映るべきところにいた鬼の姿を……)
↓1 桃太郎の心は?
1.なんと、千代女は鬼の娘だったのか
2.自分の目を疑う
3.鏡を疑う
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