【安価】桃太郎がわらしべりながら鬼退治を目指す
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206: ◆5Xp2MHTzaI[saga]
2017/12/20(水) 21:12:54.28 ID:bCRfG+/r0
猿「なんや騒がしいな」

龍太郎「大変だ、子供が高枝に引っかかってる!」

村人A「うちの子が……」

村人B「どうやってあんな高い木に登ったんだ」

村人C「誰か助けを……」

猿「よっしゃわいがなんとかしたろ」

村人A「本当かい!ぜひお願いします」

猿「太郎、あの子の真下まで行ってくれ」

龍太郎「おう!」

猿「気弾!」

村人C「木の棒を振り回しただけで木の枝が折れたぞ!なんと不思議な」

龍太郎「オーライオーライ!」

猿「よっしゃナイスキャッチや」

村人A「おお、ケンタ……本当にありがとうございます」

村人D「旅のお方、あなたの腕を見込んでぜひお願いがございます。もちろんお礼はいたします」

龍太郎「猿、行ってみようよ」


龍太郎「猿と一緒に旅をしながら働いたりいろんな人を助けたりしているうちに、僕たちを探しているという人に出会った」

男「殿の使いの者だ。殿がそなたらに興味があると仰せられておる」

猿「お殿様が?」

龍太郎「すごい、これは大変な名誉だよ」


殿「力自慢の龍太郎。それと猿、そなたは不思議な術を使うと聞くが一体どのようなものじゃ」

猿「えー、空気の弾をーえー作りーですねえー遠くに飛ばしますという術でござりまして」シドロモドロ

側近「殿ー!」

殿「なんじゃ騒々しい」

側近「たった今このような文が」

殿「……何だと!猿よ、かつて近隣の村々を荒らしておったというのはそなたか」

猿「それは……」

龍太郎「事実でございます。しかし今は心を改め世のため人のために尽くそうと」

殿「もうよい。残念だがそのような者を取り立てるわけには参らぬ」


猿「すまん……わいの過去の悪行のせいで」

龍太郎「気にしないでくれよ。だいたい考えてみれば僕らにあんな堅苦しいところは性にあわないよ」

猿「それもそうや。じゃこれからもずーっと気の向くままに旅しよか」


二人の楽しい旅はまだまだ続く……


若羊「と思ったら大間違いだっちゃ」

猿「わあっ若羊!?」

若羊「乙女の胸をさらした責任とって結婚してもらうっちゃ」

龍太郎「えっそんなうら……ひどいことしたの?」

猿「あれは事故やー!」


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