【安価】桃太郎がわらしべりながら鬼退治を目指す
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147: ◆5Xp2MHTzaI
2017/11/26(日) 05:11:48.57 ID:JM4H/Pja0
長老「盗人を捕まえてみればなんだサルか」

盗人「こう見えても人間や……なぜかみんなからはサルって呼ばれとるけどな」

桃太郎「なんで泥棒なんかしてるんだ」

サル「自分の稼ぎだけじゃ腹が減ってしょうがないんや、家族が病気で弟はまだ小さくて」

桃太郎「うーん、それじゃ僕らの仲間にならないか」

ポチ「ちょっと待ってこいつ泥棒ですよ。あと石ぶつけられた恨みが」

桃太郎「食うものに困って仕方なくやってただけだろう。もう許してやろうじゃないか」

ポチ「桃太郎さんは甘いなあ」

桃太郎「それに、この俊敏さと石打ちの技は捨て置くには惜しい」

金太郎「確かにこんな棒っきれで小石を強く正確に打てるのだから大したもんだ」

村の男「捕まえてボコボコにしてやろうと思ってたんだが仕方ねえ。桃太郎さんのためにしっかり働けよ」

千代女「はっ!石打ちといえば」

桃太郎「知っているのか千代女」

千代女「左様にございます。おそらくこれは宋家二代呉竜府により創始された奥義」

サル「そんな大層なもんやったんや……」

桃太郎「では、お前は『職業呉竜府屋[プロゴルファー]猿』と名乗るが良い」

サル「はっ」

桃太郎「あ、きびだんごは返してね」

サル「あいよ」

桃太郎「……1個しかないぞ」

サル「逃げてる最中に食ってもうたで」


村を後にした桃太郎達は木に大きな鳥がとまっているのを見つけた。
黙って通り過ぎようとすると鳥は大きく羽ばたいて存在感を示しはじめた。

桃太郎「ややっあんなところに大きな鳥がいるぞ!」

雉「あっ桃太郎さんだ!よくぞ私を見つけてくださいました」

桃太郎「いや明らかに待ち伏せしてたよな、お前」

雉「べっ別に桃太郎さんに会いたくて待ってたわけじゃないんだからねっ!」

桃太郎「きびだんごやるから早く来ーい」

↓1 キジの名前


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