124: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/01/14(日) 23:49:50.51 ID:aeHy1wrN0
雪水「だから、言うことだ。お前が裁判中機嫌が悪かったのは……
鈴本が死んだから、だけじゃないだろ?鈴本の死だけなら、お前は
前と同じとは言わないが、今回よりましな態度だったんじゃないか?
お前が“認めたくなかったこと”はもう一つ、あってもおかしくないだろ」
その中身が何かはわからないが……
俺には、これで終わらせちゃいけない、そんな予感がする。
唐崎の話をこのままで終わらせたら、駄目だと。そんな気が。
唐崎「!?……ね、ねえ、わけ、じゃ、ねえ。が、確証もねえし、
考えたって無駄骨かもしれねえぜ?」
雪水「今の状況、無駄でもなんでもいいからとりあえず議論内容がいる。
そんな状態だってわかってるだろ?だから、とりあえず教えてくれ」
唐崎の反応を見て予感は確信に変わる。間違いなく、何か、大きな手掛かりがある。
唐崎「っち、でもよ、これは俺の推論だ、ただなんとなくそんな気がしただけだ。
それに、他のやつらはとっくに気づいてることかもしれねえだろ。
俺なんかが考えてることなんて所詮ただの、無意味な空想みてえなもんだ」
唐崎は渋る。それは、その考え自体を認めたくないのか。
それとも、自身の考えを信用しきれていないのか。
あるいはその両方か。とはいえここで無視するわけにもいかない。
俺の勘がここで引くなと警鐘を鳴らしていた。
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