志希「ねーねーこれ飲んでー」モバP「んぐっ?!」
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8: ◆ukgSfceGys[saga]
2017/10/29(日) 22:45:34.04 ID:llxBPK6l0
志希「いやー背もたれがあるとラクちーん〜、自動で頭撫でてくれる機能もついてるし。お菓子も甘くて美味しいしサイコー」
P「さよか」
P「そういや最初の方から思ってたけどクスリに名前とかつけないのか?アマヤカシタクナールとか」
9: ◆ukgSfceGys[saga]
2017/10/29(日) 22:46:16.50 ID:llxBPK6l0
志希「ねーねーこれ飲んでー」
P「はいはい飲んでやるから口に無理矢理突っ込むなよー」ゴクリ
志希「はーい」
10: ◆ukgSfceGys[saga]
2017/10/29(日) 22:48:20.38 ID:llxBPK6l0
志希「ノンノン!これはハグ"したく"なるおクスリだよ?キミからやってくれないと効き目があるかわからないじゃん〜」
P「えぇー……まあお前がいいっていうなら別にいいけどさ」ギュ
志希「わっ、これキミの匂いに包まれる感がすごいね」ハスハス
11: ◆ukgSfceGys[saga]
2017/10/29(日) 22:49:18.91 ID:llxBPK6l0
志希「ねーねーこれ飲んでー」
P「はいよ」
志希「キミもこの実験に抵抗がなくなってきたね〜」
12: ◆ukgSfceGys[saga]
2017/10/29(日) 22:50:16.34 ID:llxBPK6l0
P「じゃあ失礼して」
志希「いらっしゃーい。どう?JKの生膝枕は?」
P「こんなこと言うと変態じみてるけど、結構気持ちいい」
13: ◆ukgSfceGys[saga]
2017/10/29(日) 22:51:15.92 ID:llxBPK6l0
志希「……もう寝ちゃったかな?最近ホント忙しそうだったもんね」
P「zzz」
志希「甘え方が下手な志希ちゃんは素直に甘えられないから……おクスリを口実にするしかないんだ〜」
14: ◆ukgSfceGys[saga]
2017/10/29(日) 22:51:56.63 ID:llxBPK6l0
志希「……ねーねー」
P「ん?どうした志希?また実験か?」
P(部屋にはもう誰も残っていないせいか小さな声なのに志希の声がやたらと響く)
15: ◆ukgSfceGys[saga]
2017/10/29(日) 22:54:09.04 ID:llxBPK6l0
志希「……いくらギフテッドの志希ちゃんでもさ、おクスリなんて実はそんな簡単に作れないんだよ」
P(ファンタジーの産物だ、非科学的な代物だ)
志希「ましてや頭を撫でたくなったり、手を繋ぎたくなったり、甘やかしたくなったり、ハグしたくなったり、膝枕されたりしたくなったり……そんなおクスリは作れっこないんだよ」
16: ◆ukgSfceGys[saga]
2017/10/29(日) 22:54:56.18 ID:llxBPK6l0
志希「キミはあたしのことをとてもとても大切にしてくれてると思う……でもそれはあたしが大事なアイドルだからに過ぎなくて……」
P(ギフテッドが自分の全知識と全神経を注いだ産物)
志希「今は大事にしてくれても……将来も大事にしてくれるなんて保証はどこにもなくて……」
17: ◆ukgSfceGys[saga]
2017/10/29(日) 22:55:30.87 ID:llxBPK6l0
志希「一目惚れするおクスリ。恋に落ちるおクスリ。キミがあたしを好きになってくれる……そんなおクスリ……」
18: ◆ukgSfceGys[saga]
2017/10/29(日) 22:56:41.56 ID:llxBPK6l0
P「……」
志希「もう一生変な実験しないから。2度と変なおクスリ飲まさないから。だからこれを……」
P「……」
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