41: ◆IULkuZ.Noal.[saga]
2017/10/29(日) 21:44:55.47 ID:hGr+6DsHO
だって、わたし……
この素敵な素敵な魔法に、あなたの想いに満足してしまったの。
だからもう、どうなってもいい。
あなたとなら、消えたって構わないわ。
もう、あんな窮屈で退屈な世界にいる必要はないのよね。
何だか、とっても気分が良いわ。
こんなに満たしてくれるなんて、やっぱり、あなたは最高の男性だわ。
わたし、しあわせよ?
あのね、一つだけ内緒にしていることがあるの。
そんな顔をしなくても大丈夫。これは、とってもとっても幸せなことだから。
わたしとあなたは消えてしまうけれど、わたしとあなたの繋がりは消えないの。
もう遠くなってしまったあの世界に、わたしは、それを残してきたわ。
ちょっと寂しいでしょうけれど、こればかりは仕方ないわよね。
だって子供は、いずれ親から離れなければならないでしょう?
ただ、それが早まっただけのことなのよ。
あの子には悪いけれど、わたしはわたしの幸せの為に生きると決めたの。
出来ることなら、あの子にもそうあって欲しいものだわ。
55Res/42.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20