【艦これ】提督「クソッタレな世界を」長門「生き残るために抗おう」【安価スレ】
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58: ◆k5OCMHkyEc[saga]
2017/11/01(水) 02:51:01.96 ID:IUY0b2Id0
「…はぁ〜…。なるほどね…。提督さんの言いたいことは分かったわ」

提督は、なぜ恨んでいると考えたのか。その理由を瑞鶴に説明した。

「確かに、翔鶴姉についてのことは私も頭にきたわよ」

「だけど、それで提督さんを恨んで何かが変わるの?」

「…変わらないかもしれないが、怒りが収まったりするかもしれないだろう」

提督は苦言を呈すが、速攻で瑞鶴は斬り伏せる。

「その怒りは、簡単に収まったらいけないものでしょ!」

その気迫に提督は気圧される。

資材が少なく、采配が自由に出来なかった影響で、練度は平均をギリギリ超える程度だった。

相対的に未熟だった瑞鶴が見せた気迫は、加賀をも超えているように見えたのだ。

「提督さんが出した命令でショックを受けたのは事実よ!でも!提督さんが脅されてたことも知ってるの!」

「確かに私たちは沈んだわ。体も結構変わっちゃったし」

「…で、提督さんを恨んだら元に戻るの?戻らないに決まってるわよね」

瑞鶴の言葉を、聞き逃さないように心で聞く。瑞鶴の真っ直ぐな目は、提督の目を逸らさせることを許さなかった。

「過ぎたことをいつまでも悔やんだって、何も変わりはしないのよ」

「忘れちゃダメなことだけど、そこで躓いていたら何も出来ないわ」

「…あの時、翔鶴姉が沈んだ時もそうよ。どんなに悔やんでも、敵は待ってはくれなかった」

マリアナ沖海戦で、瑞鶴の姉、翔鶴は撃沈された。

そして、真珠湾攻撃に参加した空母の最後の生き残りとなった瑞鶴は、最期の戦場となったレイテ沖海戦を終えるまで、奮戦した。

「翔鶴姉がいなくなった時は悲しかった。だけど、ここで私が戦わなかったら、翔鶴姉の命は無駄になってた」

「提督さん。どんなに苦しんでも、辛い思いをしても、そこで止まったら皆無駄になっちゃうのよ?」

――本当にその通りだ。

瑞鶴の言葉は、提督の心を射抜いた。このままでは駄目だと、提督に思わせた。

「…提督さんが強い心を持ってないことは知ってる。だけど、進もうとすることは出来るはずよ」

「提督さんが前を向いているなら、私も一緒に戦うわ」

私たちの提督だもの、と付け加え瑞鶴は右手を握り、提督の左胸に当てる。

――だから、シャキッとしなさい。

提督は自分を叱責する。瑞鶴を見くびっていたことを。

「…強い娘だよ。瑞鶴は。お世辞抜きで、加賀にも勝るんじゃないかって思った」

「へっへーん。伊達に訓練を続けちゃいないわよ」

瑞鶴の言葉で提督はどこかが吹っ切れたのか、後ろめたい気持ちがいつしか無くなっていた。

「ありがとな、瑞鶴。おかげで悩んでる自分が馬鹿らしく思えたよ」

「これからも『五航戦』を御贔屓に!なんちゃって」

一連のやり取りを見た翔鶴は、心の底から安堵する。

――瑞鶴。あなたは、そんなに強くなってたのね。

嬉しさを覚える反面、ほんの少しだけ寂しさを覚える翔鶴だった。


目標、母港執務室の安価!やっちゃって!↓2

※今回はこれで終了です。次回は水曜日(夜)開始予定です。今度こそは…。


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