【艦これ】提督「クソッタレな世界を」長門「生き残るために抗おう」【安価スレ】
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228: ◆k5OCMHkyEc[saga]
2017/11/29(水) 03:41:37.98 ID:qCwL35SI0
「…誰?邪魔しないでくれる?」

冷たい視線が、提督の全身を突き刺す。

やはり、その目には提督は映っていない。目の前にいるというのに。

「…邪魔したいわけじゃないんだ。ただ、君たちのことを知ろうと…」

刹那、黒い方が襟を掴む。

「…忘れたわけじゃないから…!あなたが…あなたが私たちを傷つけた…!」

実際に攻撃をしたのは艦娘だ。

だが、その命令を出したのは提督だ。

提督がそんな命令を出さなければ、彼女らが傷つくことは無かった。かもしれない。

「罰は受けるさ…!それだけのことを君たちにした…」

「だけど…その上で君たちのことを知りたいんだ…!」

「はぁ!?私たちのことを知って何になるのよ!」

「仲間…だから…。昔は敵だったとしても…今は違う…から…」

襟を掴む手が固まる。同じように、二人は硬直していた。

「何言ってるの…。今は味方でも、過去は消えないでしょ…?」

白い方が口を開く。

「そうよ…。あの悲しみが…苦しみが消えるわけじゃない…!」

忌々しげに、黒い方も同調する。

「そうだよ…。過去が消えることはない…。でも…!」

「それでも…!君たちだって大切な仲間なんだ…!喪いたく…ない…んだよ…」

立場は違えど、共に歩む者たち。

それを喪うのは、辛いものだ。

喪う怖さを、痛みを知っているから、提督は動いた。

自分を拒絶する二人を、理解しようとした。

「…バカみたい。私たちに話しかけようって」

「…でも、あなたみたいなバカは一人しかいないでしょうね」

二人は顔を見合わせ、一緒に口を開く。

「「あなたのこと、憶えたわ。おバカさん」」

そして、微かに笑い、二人は水底へと消えた。


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