【艦これ】提督「クソッタレな世界を」長門「生き残るために抗おう」【安価スレ】
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198: ◆k5OCMHkyEc[saga]
2017/11/23(木) 01:11:38.29 ID:B23tW/AU0
「…最後に、話は変わるけど自己紹介と握手がしたい」

「…ほう?」

「南方棲戦姫が言っていたんだ。『あなたのことを知らないのに』って」

「共に戦うんだ。俺が怖がっていたら、自分を隠していたら、信頼も何も出来ないだろう」

――それに、謝りたいから。怖がっていてばかりで、知ろうとしなかったことを。

心の中でそう呟いて、一言一言、表現に気を遣いながら話し始める。

「今更だけど、俺が提督と呼ばれてる人だ。呼び方は好きにしていいよ」

「趣味は読書くらいのつまらな…コホン。趣味は読書で、星を見るのも好きかな」

「お粥とかなら得意だから、言ってくれたら振舞うよ。えっと…。これからよろしく」

途中で中枢棲姫に睨まれた提督。表現に気を遣っただけ、まだマシだっただろう。

自己紹介を終え、ベンチに座る深海棲艦と握手をしていく。

ヲ級は握手を通り越してハグを、レ級は尻尾で甘噛みをしてきたが、それ以外は案外普通に進んだ。

最後に中枢棲姫と握手をして、解散となる。

終わったと同時に、南方棲戦姫は提督を連れて鎮守府に戻った。

後を引かないようにという気遣いなのだろう。

もう少し話をしておきたかった提督だが、彼女の厚意を無駄にするわけにはいかなかった。

まだ夕方だったが、提督は夕食を済ませて布団に着く。

昨日は夜遅くまで起きていたから、今回は大目に睡眠を取るためだ。

中枢棲姫に言われたことを思い出す。

「…今まで、俺は皆に嫌な思いをさせてたのかな」

悪い方向に進んでいく思考。

それは、力尽きて眠るまで続いた。


第二日 終

※本日の更新はこれで終了となります。安価も出せてないし、駆け足気味ですみませぬ…。次出す安価の予定は自由安価です。

次回予定は土曜日です。お疲れ様でした。


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