【艦これ】提督「クソッタレな世界を」長門「生き残るために抗おう」【安価スレ】
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151: ◆k5OCMHkyEc[saga]
2017/11/18(土) 22:42:39.81 ID:rtby05a50
「ふむ…」

提督と別れてから宿舎に戻った長門は、霞から渡された書類に目を通していた。

「やはりネックは深海棲艦たちの認識か。連携を重要視している者は皆無に等しい…。このままでは少々厳しいかもな」

壁に吊るされた写真を見やる。

その写真は、初めて大規模作戦を突破した時の記念写真。

まだあどけない提督と、彼に飛びついている金剛が印象的だった。

写真の端で腕を組んでいる長門の顔つきは若干険しい。

「まったく…。あの頃の私がこうなるとは。夢にも思っていなかったよ」

壁掛け時計が示す時刻はヒトマルマルマル。即ち朝十時。

「兵器でしかないはずの私たちも、変わるものなのだな」

「心というのは、実に不思議なものだ…」

国のためではなく、ただ一人の人間のために命を懸ける。

そう変化した覚悟に、心に、長門は思いを馳せる。

「…その心の変化を心地よく思う私がいる。兵器失格だな。私は――」

――だが、それでいい。提督と共に歩めるならば。それで。

ワインが効いてきたのか、微睡みに誘われる長門。しかし――。

「すっすまない長門!ゼェ…潜水艦の娘たちと…。ハァ…。…あ、青葉を集めてくれないか…」

――息絶え絶えでそう言う提督の声で、長門の意識に掛かった靄が吹き飛ぶ。

「潜水艦たちと青葉を…?そこまで慌てているということは、余程の理由があるのか」

「ああ…。君たちに関係していることではないが…。俺にとっては本当に大切なんだ…」

提督の目を見た長門は頷き、部屋を飛び出す。

「二分お時間を頂戴する。執務室に必ずや連れて来よう」

「ありがとう…。長門…」

――提督が望むことなら、喜んでするさ。

その呟きは、長門の心の中で消えていく。


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