武内P「絶対にアイドルに手を出したりしませんッ!!」
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55: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2017/10/28(土) 22:05:50.59 ID:qZdx75aV0
※ ※ ※



晶葉「ほう、催眠療法と偽ってプラシーボ効果の実験か」

志希「そうそう。人をどこまで強く思い込ませられるか、そしてそれをどの程度続かせられるか、そしてそれを解除する方法は何か。この三つが主要テーマだったんだー♪」

晶葉「プラシーボ効果は引き起こす手段は複数あるが、資料を見る限り君は暗示に重きを置いているようだな」

志希「にゃははっ。晶葉ちゃんは話が早くて助かるような、物足りないような?」

志希「ま、それはさておき。最初に信じられないような目に遭わせて、もっと有り得ないことが起きると信じさせる」

晶葉「音や匂い、光などを駆使して数分ほど気分を酩酊させることはそう難しいことではない。もっとも、突然そんなことをされた人間は冷静ではいられない」

晶葉「まして怪しげな薬の説明を受けている最中で、よりによって目の前にいる相手が君だ。ある程度化学をたしなんでいる人間でなければ信じきってしまうだろう」

志希「晶葉ちゃんが相手ならまず通じないねー」

晶葉「私はバケガクではない方のカガクだが、このぐらいならな」

志希「楓さんや杏ちゃんにも見抜かれてたっぽいね」

晶葉「二人とも効果は深刻なものでないと見抜いたうえで、利用しようとしていたな」

晶葉「さて、強く思い込ませる方法はわかったが、次の効果期間の長さについては?」

志希「これがねー、バランスが難しくって。重要なのは君はこれからどれぐらいの期間だれだれを好きになりますって宣告するところなんだ」

志希「君はこれから一生同じ人に惚れ続けます! って言ったらインパクトはあるけど、本当にそんなこと有り得るのかって疑問に思っちゃう可能性もあるよね?」

晶葉「疑問に思われては効果が薄まる。かといって期間が短すぎると深刻に受け止めてもらえない……か」

志希「今色んなパターンを試していてね。CPのプロデューサーには数年、場合によっては数十年っていうパターンだよ」

晶葉「ちなみに今のところ最も効果的だった期間設定は?」

志希「半年から一年で、プラシーボ効果が続いたのは七日間。けどこれは被験者の受け取り方がモロに出るから、サンプルデータが少ない今現在じゃあんまり参考になんないよ」

晶葉「ふむ。では最後のテーマ、解除する方法について聞きたいんだが」

志希「うん、これは予想していた以上に簡単でね。実験の詳細を一から説明するだけですぐとけちゃう」

晶葉「……催眠療法という耳慣れず、さらにとんでもない実験に巻き込まれたかと思いきや、プラシーボ――ようするに思い込みの実験だからな。理解が追いつけず呆気に取られ、我に返った時には効果が消えるといった具合か?」

志希「うん、まあそんな感じ」

晶葉「解くのが簡単なら――」





武内P『まゆP! まゆP! 私には貴方しかいない、まゆP!!』

まゆP『や、やめろおおおおおぉぉっっ!!! お、俺にそんな趣味はねえええんだよっ!!!』

武内P『ならば無理矢理にでも! 倫理も、道徳も! この愛を遮るというのなら踏みにじってみせます!!』

凛『お、落ち着いてプロデューサー!!』

蘭子『わ、我が友……?』





晶葉「――さっさと解いてやったらどうだ?」

志希「」


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