武内P「絶対にアイドルに手を出したりしませんッ!!」
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44: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2017/10/28(土) 21:51:56.94 ID:qZdx75aV0
スクパ「何やら大変なことになっているようですが、仕事はできても女心はちっともわからないCPのプロデューサーさんには事態が理解できず、お困りでしょう」

武内P「」

スクパ「迷える朴念仁を導くのは愛の使者の務め。今貴方が何をすべきか、私が教えてあげます」

武内P「は、はあ……誰もいない部屋で、心を無にすることでしょうか?」

スクパ「これまでたくさんの女性にデレデレしたのにですか? もう手遅れです」

武内P「う」

スクパ「その結果が手錠を片手にぶら下げて、疲労困憊でさまよう今です。貴方が実直な方ということは私も承知していますが、それでも凶悪な逃亡犯に見える有様です」

スクパ「今日だけでも多くの我の強い女性に振り回されてわかったでしょう。貴方は大人しく教養があって、人への思いやりに満ち満ちた、黒く長い豊かな髪をたなびかせた女神のような女性と添い遂げるべきです」

武内P「あの……前半はともかく、後半の理由は?」

スクパ「しかしそんな神話の女神ような女性は……あ、そういえば」

武内P(流されてしまいました……)

スクパ「さきほど東館の方で絵画、いえ神話の中から誤って現世に降臨されたような、美しさと気品をまとった女性を見かけました!」

スクパ「さあCPのプロデューサーさん! 残された時間はわずかです。今すぐ東館へ!」

武内P「できれば……このまま通していただき――」

スクパ「は?」

武内P「……失礼しました」


トボトボ、トボトボ


武内P(……別に鷺沢さんと出会っても、あの方は私に何かしたりはしないでしょう)

武内P(いえ、ひょっとすると私の事を気の毒に思い、親身になってくれるかもしれません。それは非常にまずいです)

武内P(橘さんの表現はさすがにおおげさですが……鷺沢さんは非常に魅力あふれる女性であることは事実。このように精神的に追い詰められている状態で優しくされれば、催眠療法の効果が出た時に鷺沢さんに想いを抱きかねません)

武内P(これまでの他のアイドルの皆さんと違って、私に一方的に想いを寄せられても鷺沢さんはそのことに抗議をしたり、周りの人に相談することもできずに一人で悩みを抱えかねないタイプです)

武内P(危険ですがここは中央館にとどまって――)

スクパ「……」ジー

武内P「あ」

スクパ「何を! 考え込んで! いるんですか! 時間は、無いんですよ!」ゲシゲシ

武内P「痛い、痛いです。脛は止めてくださいっ」

スクパ「私のストロベリー・グランタブレットが火を噴く前に、さっさと東館へと行ってください!!」

武内P「は、はい!」


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