6:名無しNIPPER[saga]
2017/10/28(土) 01:18:48.36 ID:zJC5eQxq0
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悩みがあろうとあるまいと、アイドルはアイドルだ。
アイドルは忙しい。
今日のお仕事は律子さんと春香のラジオにゲストで出演。
劇場公演の宣伝も兼ねて。
60分番組の倍くらい喋ったところで収録か終わり、次の仕事までの空き時間に3人でお茶をすることになった。
「そういえばのり子ちゃん!次の公演、カバーコーナーでは何歌うの?乙女とかSTARTとか、私の歌やってくれたら嬉しいんだけどなー。きっと似合うと思うし!」
「そうね、でもそろそろ前向きな元気曲以外も挑戦してみていいんじゃない?、livEとか歌ってみたら映えるかも。っと、それで?プロデューサーはどの曲がいいって?」
「あはは…嬉しいことに春香の曲、なんだけどね」
「むぅ!わた春香さんの曲でその表情とは!さては太陽のジェラシーだ!あの曲難しいから」
「難しいけどのり子なら歌いこなせるんじゃない?浮かない表情ってことは…IWantものりのりでやるだろうし」
「IWant歌ってみたいなー…。はは、実はアタシの…私はアイドルを、聴いてみたいって」
「私はアイドル!懐かしいなー!楽しい曲だよね、うん、のり子ちゃんの声とぴったりかも!でもそれならなんで悩んでるの?」
「うん、先生もそう言ってくれるんだけど、どうも歌詞が」
「あの歌詞を歌ってる自分ってのが想像できなくて…」
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