2:名無しNIPPER[saga]
2017/10/28(土) 01:00:24.42 ID:zJC5eQxq0
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オツカレサマナノデス-!
キョウモガンバッタゾ..ブイ
ステ-ジキラキラデシタネ-
モウ!フワフワシテナイデ!シュウエンゴハキッチリストレッチシナイト
アハ!ダイセイコウダッタンダシイイジャン,ウチアゲハファミレスデイイカナ?
「みんなお疲れ!今日の公演もバッチリだったな」
「のり子もお疲れさま、ほれタオル。ちゃんと汗拭かないと風邪引くぞ」
「ふぃ〜…ありがとね、プロデューサー」
シアター公演も回数を重ね、ようやく舞台にも慣れてきた。
かわいい衣装を着てキラキラのステージの上でアイドルの歌を歌う。
ちょっと前のアタシには考えられなかったけど、それでも少しずつ、アイドルに近づけているのかなと、公演が終わるたび、そんなことを思う。
多少の前後はあるものの、シアターのみんなは大体同期と言っていい。
…なんだけど、ステージのセンターを務める子や照らすライトの何倍も輝く子を見ると、ただ、凄いなぁと、こういう子こそアイドルなのかなと、そんなことも思ってしまう。
シアターの公演ではオリジナルの楽曲の他に、765プロの先輩たちが歌ってきた楽曲を披露する、セルフカバーメドレーが組み込まれる。
このパートは凄い。
もちろんシアターオリジナルのステージも、ファンのみんなの声援とペンライトが嬉しく、頼もしい -初めてのソロ披露のときはずいぶん助けてもらった気がする- けれど、このパートばかりは少し、ほんの少し、不安を一緒に連れてくる。
音の壁、光の渦。
765の先輩たちが歌い、一緒に育ててきたステージが、真正面から向かってくる。
そのたびに、本当にアタシが、福田のり子が、765プロのアイドルでいいのかな、なーんて。
口に出したことはないけれど。
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