鷺沢文香「とある国語辞典にまつわる思い出」
1- 20
9: ◆ROiGFUMIKA[saga]
2017/10/27(金) 00:15:29.67 ID:iRLQJglJ0



駅を出て、喫茶店の方を見やると、プロデューサーさんは既に待っていてくださるようでした。

トートバッグから携帯電話を取り出して時間を確認すると、約束した時間にはまだ少し……いえ、かなりあるようでしたが。

おそらく、プロデューサーさんは律儀な方なのですね。

いざ、と意気込んで喫茶店の方へと歩き出します。

そんな私に気が付いたプロデューサーさんは手を振りました。

控えめに手を振り返すと、にこーっと笑って私のもとへと小走りで来てくださいました。

「早いですね」

そっくりそのままお返しします、とは言えず「はい。電車のタイミングが良かったもので」と返します。

プロデューサーさんに「じゃあ、入りましょうか」と促されるままに喫茶店へと入りました。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
22Res/14.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice