8: ◆6Z7O3ILpUk[sage saga]
2017/10/23(月) 00:34:40.64 ID:Q+z3N1Qk0
友1「まあ、稼ぎ頭の一人がスキャンダルともなれば事務所的にも被害が大きいか。」
友2「いやいや、だからこそのプロデューサーですよ。」
凛 「どういうこと?」
友2「プロデューサーとなら一緒に行動していても怪しまれないですし、何より一番身近な男性としてお互い話をしやすい。凛、やっぱりプロデューサー狙うべきだよ。」
凛 「馬鹿じゃないの?どうしたそういう話になるのさ。さっきも言った通り、私とプロデューサーはそんな仲になるつもりないって。」
友2「凛はそう思っていてもプロデューサーの方はどうかわからないよ。今を時めくJKアイドルが自分を信頼してくれて、常にそばにいるんだから。そんなの男として耐えられるわけが。」
凛 「発想がものすごくおっさんくさいんだけど。」
でも、確かにそういう可能性は考えたことがなかった。
プロデューサーの好みのタイプなんて知らないし、今現在恋人がいるのかどうかすら知らない。
もし、いないのだとしたらその理由は仕事が恋人だからなのか、アイドルに熱中しているからなのか。そんなことはどうでもいい。
友1「でもさ、凛のプロデューサーが年下趣味とは限らないんじゃないの。会社も女子高生好きな人に女子高生アイドルを担当させようとは思わないでしょ。」
友2「さすがに事務所がプロデューサーの性癖まで把握してないでしょ。」
凛 「性癖って…。」
友2「でも、女子高生を売り出すんだったらどうすればいいかを把握してるってのは女子高生に魅力を感じているからでしょ。」
その言葉にドキッとする。
確かにプロデューサーは私をスカウトしたその日から、時折私をじっと見つめることはあった。でも、それは他の男性から注がれる視線とは異なるもの。
友1「魅力ねぇ。確かに凛も仕事するようになってから少し変わったよね。それもプロデューサーに魅力を磨かれたからかな。女としての魅力を。」
凛 「馬鹿言わないで。何度でも言うけどそんな関係じゃないって。第一、プロデューサーは私以外にも卯月や未央も担当してるんだから私だけそんなことあるわけないじゃない。」
友2「そこで巻き起こる女の争い。」
凛 「馬鹿。」
彼女たちの妄想には付き合いきれない。
14Res/12.38 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20