道明寺歌鈴「たくさんのぎゅっと、少しのちゅっと」
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12: ◆u71RyimI2MeR[sage saga]
2017/10/22(日) 04:17:43.49 ID:O7v1Yh1Do

貴方の目に映るあの場所はどんな場所でしたか、なんて聞きはしないけど、ちらりと目を向けたら目が合って。思いは言葉には出来ないけれど、いえ、とだけ口にして首を振りました。

そうか、と頷いたプロデューサーさんに促されて座席にぽすんと座り込みます。硬かった木のベンチに座っていたからか、ふわふわとしたこの座席にすっぽりと覆われるとどっと安心感がやってきました。

それはプロデューサーさんも一緒みたいで。ふと横を見ればうつらうつらと船を漕いでいました。

やっぱり、疲れてたんですね。とは口には出さずに。そっと肩を寄せたらぽすんと私に寄りかかってきて。すぅ、と寝息を立てながら眠り出したプロデューサーさんを見てると私まで眠気に襲われてきちゃいました。


流石に私まで眠ってしまうのは、と思いつつ窓の外を眺めたら駅のホームで見た時と変わらないまん丸なお月様が私たちを見ていました。



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