212: ◆RJAlTwGjGifU[sage]
2017/11/16(木) 23:49:40.56 ID:KQk+gp7z0
商店街の裏路地。
そこに、ひっそりと隠されるように、一つのマンホールが設置されていた。草木も眠る丑三つ時という時間もあいまって、存在を知る者でなければ気づかないほどに夜闇に紛れている。
次の瞬間、マンホールが内側から吹き飛ばされた。
這い出てきたのは四人のヒーローたちである。
サンライオリジン「やった……! 外だー!」
トラピーズ「あー、生きた心地しなかったー。閉所恐怖症になりそう」
ブレイドハート「さすがに、あれだけの怪人とはまともな戦いにならないからな。数ですり潰される蹂躙になるだけだ」
トラピーズ「やっぱり一対一の戦いが好み?」
ブレイドハート「当然だろう。ともあれ、あの地下空間は何とかしないとな」
トラピーズ「イナゴじゃあるまいし、怪人の大量発生なんてごめんだよ」
サンライオリジン「グリーンライトイリュージョンも早く病院に連れていかないと……」
グリーンライト「…………」ウゥ
AI『その前にいいですか、皆さん。一つ、問題が発生しました』
サンライオリジン「問題?」
AI『後ろを見てください』
くるり、とヒーローたちは振り返る。
そこには、千鳥足でふらつく男性が目を丸くしてこちらを注視していた
男「不審者だー!」
サンライオリジン「違います違います!」
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