善子「夢なんて見てないわよ」
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7:名無しNIPPER
2017/10/20(金) 21:11:25.18 ID:3o1UpbjL0
鞠莉の家
鞠莉「『本校生徒津島善子は、自分の夢の内容を決して話さない。悪魔召喚、学園転覆、あらゆる企みを隠し持っているに違いないため、生徒会長として本校からの退学処分を妥当とする。黒澤ダイヤ』
   ダイヤ・・・疲れてるの?」
善子「あの人マジでそんな文書送ったんだ・・・悪魔召喚は否定しないけど」

鞠莉「安心して、さすがにこんなの通さないから」

善子「当たり前よ!」

鞠莉「きっとダイヤも後で頭を冷やして謝ってくれると思うけど、今日は私からお詫びをさせて。マカロンでもポップコーンでも、好きなものを好きなだけ食べていってちょうだい♪」

善子「はっ!この甘い香り・・・漆黒の闇すら照らし出す色とりどりの光!じょ、浄化されてしまう!!」

鞠莉「我慢しなくていいんだよ?」マカロンデクチビルツンツン

善子「!?なんと罪深き口づけなのでしょう・・・パタリ」

もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ

鞠莉「グレート!こっちが気持ちよくなる食べっぷりだわ♪紅茶も飲んでね」

善子「すぅーてぇーきぃ・・・」

鞠莉「ふふ、善子ったらカワイイ♪」

善子「もう食べらんないぃぃ」

鞠莉「満足してもらえたかしら?楽しそうにしてもらえてうれしい」

善子「ごちそうさま、すっごくおいしかった」

鞠莉「よかった。大好きよ、善子」

善子「ちょ・・・急に何言いだすのよ」

鞠莉「Aqoursも、Guilty Kissも、これからも一緒に頑張ろうね」

善子「もちろん」

鞠莉「それじゃあ」

善子「うん」

鞠莉「花丸が聞きたがり、ルビィが聞きたがり、ダイヤが聞きたがったというその夢の話」

善子「・・・マリーは信じてる」

鞠莉「私になら教えてくれるでしょ?」

善子「・・・マリーは信じたかった」

鞠莉「ねえ、どんなシャイニーな夢だったの?」

善子「生徒会長も理事長も頭おかしい学校なんて廃校になってしまえ」

鞠莉「冷たいよお!私まで蚊帳の外にするの?」

善子「そういう問題じゃないんだって!」

鞠莉「ね〜え〜いいでしょお〜〜聞かせなさいよ〜!あんなに散々食べたじゃな〜い!」

善子「これが真の目的!?本当に見てないんだってば!誰に聞かれても見てないんだから言えないの!」

鞠莉「ショックデース・・・私と善子の絆は、その程度のものだったなんて」

善子「こういうやりとりもううんざりしてるから勘弁して」

鞠莉「そう・・どうしても無理なんだ」

善子(シリアスモードのマリーって結構怖いわよね)

鞠莉「入って」パチッ

善子「え?何よ扉に向かって・・・わっ!?ちょっと、誰よこの黒服の男達は!?」

鞠莉「うちのガードマンデース」

善子「どこまでも金持ち・・・ってちょっと何するのよ!?」

鞠莉「地下室に連れて行きなさい」

善子「どゆこと!?」

鞠莉「話したくなるまで、灯りもない地下室で過ごすといいわ」

善子「何それ!?ここそんな地下牢じみた部屋があるの!?待って、待って、離しなさいよおおおおお!!!」


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