17:名無しNIPPER
2017/10/20(金) 01:59:13.83 ID:xT7KgNMd0
人里に降りるばかりか、上京までする。
そんな私の決断に両親は大反対。お母さんなんか小川が出来るくらい泣いちゃうし。
説得はかなり大変だったんですが、お爺ちゃんとお婆ちゃんは私の味方をしてくれました。
長い説得の結果、両親は私の上京と人界での暮らしを許可してくれました。
山を降りて新幹線に乗る前の夜、お母さんは私の化け姿に目を丸くしました。
まうごつ、もじょか(訳:めっちゃ可愛い)――ですって。えへへ。
別れ際にお父さんは、とにかく気を付けるようにと口を酸っぱくして言いました。
都会では何があるかわからないし、どこで化けの皮が(文字通り)剥がれるかわからないから。
大丈夫だよと元気に返して、私は熊本を出ました。
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