2: ◆FFa.GfzI16[saga]
2017/10/16(月) 05:55:31.04 ID:d6qZ+LafO
男「はあ、生きるの飽きたなぁ」
女「ねえ、君はこの世界が嫌い?」
男「嫌い...いや、そうでもないかな だってどうでもいいんだから」
3: ◆FFa.GfzI16[saga]
2017/10/16(月) 06:01:28.88 ID:d6qZ+LafO
女「でも、言ってる事は私の方が正しいよ」
男「そうかな」
女「殺す快感は何度でも味わえる でも、殺される快感は一度しか味わえない」
4: ◆FFa.GfzI16[saga]
2017/10/16(月) 06:09:16.34 ID:d6qZ+LafO
女「じゃあそれ以上何を殺されたいの?」
男「それも思い出せないんだ 都合の悪い事に」
女「誰かの策略によってそう思わされてるのかもね」
5: ◆FFa.GfzI16[saga]
2017/10/16(月) 06:15:34.16 ID:d6qZ+LafO
女「生きがいとはちょっと違うかな 私にとっては息をすることと同じくらい普通なんだから」
男「それは怖い」
女「怖くないさ よっぽと下手に希望を与え絶望に落とす社会の方が怖いよ」
6: ◆FFa.GfzI16[saga]
2017/10/16(月) 06:22:25.33 ID:d6qZ+LafO
女「私は幼い時からよく異常者って言われてきた」
男「それは僕もだよ?」
女「うん、だから君と私は仲良しだった でも、仲が良くなり過ぎたのかな」
7: ◆FFa.GfzI16[saga]
2017/10/16(月) 06:27:12.65 ID:d6qZ+LafO
女「だからさ、謝って起きたいことがあるんだ」
男「うん」
女「君の生きる希望を殺したのは私なんだ ごめんね」
8: ◆FFa.GfzI16[saga]
2017/10/16(月) 06:32:09.84 ID:d6qZ+LafO
男「それは無いよ 君天才だから」
女「天才?そうかなぁこれが普通だよ」
男「皆にとっての異常は君の普通だもんね」
9: ◆FFa.GfzI16[saga]
2017/10/16(月) 06:38:52.73 ID:d6qZ+LafO
女「それじゃ昔話を再開させようか」
男「うん、興味あるよ」
女「さっきの崖から落ちた話が小学生の頃 次は中学生の頃の話」
10: ◆FFa.GfzI16[saga]
2017/10/16(月) 06:44:54.93 ID:d6qZ+LafO
女「何もかもどうでもいいから?」
男「そう、君以外はね」
女「私に興味があるなんて、本当に変わってるよ」
11: ◆FFa.GfzI16[saga]
2017/10/16(月) 06:51:12.15 ID:d6qZ+LafO
女「そう でも、楽しくなんてなかった 生きる価値のない人間を殺しても」
男「じゃあさ僕は生きる価値があるのかな 生きる希望は無くしたけど」
女「大丈夫 君以外生きる価値と殺される価値のある人間はいないよ」
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