千歌「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
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43:名無しNIPPER
2017/10/15(日) 22:37:16.84 ID:HZgbJxBF0

千歌「でも、梨子ちゃんのお父さんは……。それに、Aqoursだって無くなって……」

梨子「じゃあ、どうする?」

千歌「どうする、って……?」

梨子ちゃんはそう言うと、ポーチから『もしも玉』を取り出した。

梨子「『もしも玉』を割れば、千歌ちゃんの『もしも』は全部無かったことになって、もとの世界に戻れるはず。それなら、千歌ちゃんの言うアクア?は元通りで、私のお父さんも事故に遭うことは無くなるよね」

千歌「でも、それじゃ、梨子ちゃんが……!!」

梨子「それとも」

梨子ちゃんが『もしも玉』を握りしめて言う。

『もしも玉』を使ったときの、あの世界が暗転する感覚が思い出される。

梨子「このまま何度も『もしも』を繰り返して、千歌ちゃんの望む世界を作り続ける?」

千歌「……っ!!」

梨子「それなら私の引越しも無くなって、お父さんの事故も無くなって、アクアのみんなも元通りにできるかも。その代わり」

千歌「また何かがおかしくなっちゃうかも……」

梨子「うん、そうだね。……どうしてかは分からないけど、きっと、千歌ちゃんには、世界を選ぶ権利があるんだと思う」

梨子「ねぇ千歌ちゃん、どうする?」



千歌「……っ。私は―――」



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