千歌「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
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32:名無しNIPPER
2017/10/15(日) 22:26:05.67 ID:HZgbJxBF0

曜『もしもしー?千歌ちゃん、どうしたの??』

千歌「曜ちゃん?……ねえ、今何してるの?今日はAqoursの練習だよね?」

曜『……あくあ?』

千歌「スクールアイドルだよ、ス ク ー ル ア イ ド ル!9人で活動してるじゃん、私達!」

しっくり来ていない様子の曜ちゃん。嫌な汗が頬を伝う。

曜『スクールアイドルって……。ああ、そういえば新学期に千歌ちゃんが始めようって言ってたっけ。でも、なんで急に?人が集まらないからって、結局諦めちゃったじゃん』

千歌「そん、な……!!」

スマホが手から離れる、地面に当たる音がする。

曜『千歌ちゃん?ねぇ、なんか凄い音したけど大丈夫?』

千歌「……っ!!」

私は急いでスマホを拾い上げ、思いつく限りの質問を曜ちゃんに投げかけた。

千歌「ねぇ、梨子ちゃんは?……曜ちゃん、私と一緒に誘ったよね。それから……ルビィちゃん、花丸ちゃん、善子ちゃんは!?」

曜『桜内さんはピアノが忙しくてそれどころじゃないって言ってたし……。あとの3人って、1年生の子たちだっけ?』

千歌「ちょっと待ってよ……!!ねえ、果南ちゃんは?ダイヤさんは?鞠莉さんは……??」

曜『わわっ、どうしたの本当に……。果南ちゃんはダイビングショップの手伝いで忙しいし、ダイヤさんって、生徒会長の……?それに、鞠莉さんって……??』

千歌「理事長だよ!私達の学校の!!」

曜『り、理事長って……ぷくくっ、あはははっ!!あ、わかった。もしかして、夢の話?それなら今度ゆっくり聞かせてよ』

千歌「曜ちゃん、ちょっと待ってよ!!」

曜『ごめんね、私これから飛び込みの練習だから。……それじゃね!』プツッ

そう言って、曜ちゃんは電話を切ってしまった。

千歌「そんな……。そんなぁ……」ウル

千歌「Aqoursが……私たちのAqoursが、無くなっちゃった……」ポロポロ

私は、曜ちゃんの言葉を受け止めきれず、その場に崩れ落ちた。



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