11:名無しNIPPER[sage]
2017/10/14(土) 02:02:45.54 ID:Mon19NGlo
あずきのもちもちのほっぺをびよんびよんと伸ばす制裁を済ませて、芽衣子は少し温くなりかけた紅茶を飲んだ。
砂糖もミルクも入れなかった紅茶は、少し苦味がある。糖分を気にして入れるのを躊躇ってしまったけど、少しだけ入れたほうがよかったかもと後悔。
実際、夏の海とアイドルとくれば水着撮影はあるだろう、絶対とは言えないけど、かなり高確率で。なぜならそれが狙いなのだから。それが、狙いなのだ!
夏の海に水着でプロデューサーと一緒に過ごす──そんな旅の思い出作りをしたいという、自分勝手な企みだ。
もちろん公私混同と言われると、それはもうどうしようもなくその通りであるし、謝罪しかできない。それに二人を巻き込んでしまうこともやっぱり物凄く申し訳ないと思っている。
何よりアイドルとしての自覚という点で、大問題であることも、芽衣子は重々承知している。
──でもあの人、いくらこっちがそれとなく旅行に誘っても、仕事としてしか認識しないから仕方なくないかな!
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