吸血娘「死なないハゲってさ、不老不死ってより不毛不死だよね」屍男「…」
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72: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2017/10/16(月) 18:01:01.95 ID:+2aT8+rko
魔女「見た目は子供だけど、実年齢はそこまでじゃないわよ。もうお酒は飲める年頃だし」

魔女「仕事に関してはよくやってくれてるわ。暗殺って分野だとあの子の右に出る者はいないってくらいにね」


以下略 AAS



73: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2017/10/16(月) 18:03:50.66 ID:+2aT8+rko
魔女「ヴァンパイアから見たら、結局は人間は食糧だってこと。人間は同種を殺すことに抵抗があるけど、あの子にはそれがないから割り切れるんでしょうね」

魔女「人間が家畜用の豚や鶏を殺すのと同じでね。目の前から死を極力まで排除している現代人からしたら残酷に思えるでしょうけど」


以下略 AAS



74: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2017/10/16(月) 18:04:37.71 ID:+2aT8+rko
▢▢▢▢ 翌日 ▢▢▢▢



吸血娘「でなーその男が私に言ったんだよ」
以下略 AAS



75: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2017/10/16(月) 18:05:37.72 ID:+2aT8+rko
吸血娘「ん?なに?」

屍男「…なぜ今日もここにいる。そしてなぜ三時間もそこでくっちゃべっているんだ」


以下略 AAS



76: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2017/10/16(月) 18:07:02.91 ID:+2aT8+rko
屍男「...」イライラ

屍男(な、なんなんだこいつは…突然来たと思ったら、つまらん話と頭の話を延々と...)

屍男(さすがに腹が立ってきたぞ...グッ、押さえろ。相手はまだ精神的に未熟だ…我慢しなくては)
以下略 AAS



77: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2017/10/16(月) 18:07:50.10 ID:+2aT8+rko
屍男「…なんだ?何か手に…」


吸血娘「アッハハハハハハハハハァ!!!!引っかかってやんの!その本の表紙の塗料はぐちゃぐちゃに溶けてて触るとくっ付くんだよ!」

以下略 AAS



78: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2017/10/16(月) 18:09:00.79 ID:+2aT8+rko
屍男「ならもっと年齢に相応しい振る舞いをしろ。いつまでガキみたいな真似をしてるんだ」


吸血娘「だってヴァンパイアの歳だと二十歳なんて人生の十分の一にも満たしてないし、人間換算だとまだ8歳くらいだし」

以下略 AAS



79: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2017/10/16(月) 18:09:49.43 ID:+2aT8+rko
屍男「…お前、もしかして」

屍男「寂しい…のか?」


以下略 AAS



80: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2017/10/16(月) 18:11:32.57 ID:+2aT8+rko
魔女「あのドラキュラちゃんがねぇ…結構可愛いところあるんじゃないの」

魔女「確かに、あの子は自分と近い歳の人間との繋がりはなかったろうしね。周りは自分と同じモンスターか、獲物しかいなかっただろうし」

屍男「…あいつは今まで一人だったのか?」
以下略 AAS



81: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2017/10/16(月) 18:13:23.42 ID:+2aT8+rko
魔女「基本的に普通の人間には手を出さないから、自分から距離を取ってるところもあるんだろうね」

屍男「…そんな奴がなぜ俺にちょっかいをかけてくるんだ」

魔女「さあ?ゾンビくんって頭以外は男前だし、もしかしたら惚れられてるのかもね」
以下略 AAS



82: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2017/10/16(月) 18:14:32.83 ID:+2aT8+rko
屍男「…」

屍男「…そうか、あいつは今まで孤独に生きてきたんだな」

屍男「記憶を失い、何も寄り添うものがない今の俺と…確かに似ているかもしれん」
以下略 AAS



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