シンジ「僕の竿、とっても感度がいいんだ。よかったら試してみる?」
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18:名無しNIPPER
2017/10/13(金) 21:35:05.52 ID:yPN/k9ar0
ゲンドウ「…いずれ、お前にもわかる。」

シンジ「…うん。」

ゲンドウ「前にも言ったが、お前も早く飲めるようになるといいな。」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER
2017/10/13(金) 21:40:05.79 ID:yPN/k9ar0
ゲンドウ「ああ。」

シンジ「…?あれ?」

ゲンドウ「どうした?シンジ。」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER
2017/10/13(金) 21:45:01.79 ID:yPN/k9ar0
ゲンドウ「シンジ。アタリがあっても強く合わせる必要はない。」

シンジ「う…うん、わかった。」

ゲンドウ「そうだ、それでいい。そして、軽く竿を立てて魚を落とさないようにゆっくり上げろ。」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER
2017/10/13(金) 21:50:03.09 ID:yPN/k9ar0
ゲンドウ「アジだな。」

シンジ「初めて釣れたよ、父さん!」

ゲンドウ「よくやったな、シンジ。」
以下略 AAS



22:名無しNIPPER
2017/10/13(金) 21:55:01.54 ID:yPN/k9ar0
……………………
………………
………
<同漁港・pm16:23>

以下略 AAS



23:名無しNIPPER
2017/10/13(金) 22:00:13.04 ID:yPN/k9ar0
ゲンドウ「フォースチルドレンか、聞いている。」

シンジ「他にもたくさん出来たんだ。いつか友達みんなとも釣りに行けたら…いいな。」

ゲンドウ「うむ。」
以下略 AAS



24:名無しNIPPER
2017/10/13(金) 22:05:03.04 ID:yPN/k9ar0
ゲンドウ「ブラックバスか…。お前が生まれる前はよくやっていた。」

シンジ「そうなんだ。」

ゲンドウ「始発のバスに乗るので朝早くに家を出る。ユイを起こしては悪いと思い、気を遣ってそっと家を出るのだが…帰るといつもユイに叱られたものだ。」


25:名無しNIPPER
2017/10/13(金) 22:10:02.01 ID:yPN/k9ar0
シンジ「どうして?」

ゲンドウ「弁当くらい作らせろといつも叱られていた。」

シンジ「それは母さん、遠回しに自分も連れて行けって言ってたんじゃないかな?…母さん、そんな可愛らしいところがあったんだね。」
以下略 AAS



26:名無しNIPPER
2017/10/13(金) 22:15:02.69 ID:yPN/k9ar0
シンジ「…………。ねぇ、父さん?」

ゲンドウ「なんだ?シンジ。」

シンジ「母さんって…どんな人だったの?父さんは前に母さんの墓前で話をした時は今は心の中でいいって言ってたけど…やっぱり知りたいよ。家族のことだもの。」
以下略 AAS



27:名無しNIPPER
2017/10/13(金) 22:20:04.12 ID:yPN/k9ar0
ゲンドウ「ユイとは学生時代に学食で出会った。日替わり定食が私の分で売り切れになってな…。それをユイに譲ったのが出会いだ。」

シンジ「意外だね。父さんも母さんも元は学者だったんでしょ?学会みたいなところで出逢ったのかと思ってた。」

ゲンドウ「人の出逢いなど案外そんなものだ。定食を譲ったのもユイのあの哀しそうな顔にいたたまれない気持ちになったのもあるが、単に私が悪者になりたくないだけだった。」


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