女騎士「くっ……殺せっ!」悟空「なに言ってんだおめぇ。」
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132: ◆m2ofvJWBhA[sage saga]
2017/10/18(水) 00:45:13.78 ID:EvvR7U77o
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領主部屋 夕刻

女騎士私服「この度は都市開放作戦の任を与えられたにも関わらず、私情に駆られ単身によるオーク共への突撃、あまつさえ返り討ちにあい、おめおめと捕まる始末、お家に、そして父上の名に傷をつけ――」クドクドクド

領主公「……」

女騎士私服「重ねて屋敷内への魔族の侵入の件にて発生しました、屋敷の損壊、並びに非常時とはいえ希少な宝物の破壊につきましても――」クドクドクド

領主公「ウォッホン」

女騎士私服「本屋敷の委細について既にお聞き及びかと存じますが、侍女は私を思っての行動、責任については主として、いや友人として――」クドクドクド

女騎士私服「父上ご心配をおかけいたしました」バッ

ヘイフク

領主公「(ほんと、もうそればかりわしは気が気じゃなかった!!)」

領主公「………あぁ」キリッ

領主公「(しかし、相変わらず堅いのなよなぁ。もっと砕けた間柄になれんかなぁ)」

領主公「(天の国にいる妻よ、わしは娘の教育をどこで間違ったのだろうか)」

領主公「(それによりにもよって姫騎士隊だよ)」

領主公「(あんのわがまま姫。誰か好き好んで愛娘を戦場に送るかっての!)」

領主公「(他パパさんだが巻き込んで断固反対したのにさ)」

領主公「(王家の印発動だって。命令は絶対よって…はぁ……)」

領主公「(もう娘に辛い思いはさせまい)」

女騎士私服「……」 ヘイフク

領主公「(おっといかん)」

領主公「面をあげよ」キリッ

女騎士私服「はっ。」

領主公「休んでよいぞ」イゲン

女騎士私服「……父上」

領主公「なんだ」

女騎士私服「その……」

領主公「申してみよ」

女騎士私服「やはりソンゴクウと共に――」

領主公「ならーーん!!ならぬぞ!!」

女騎士私服「で、ですが、かの者がいなければ、ここは元より、オーク共やコウモリ公爵の魔手の被害は拡大し、領民にも伸びていたことでしょう!騎士として無下にするなど」

領主公「(そんな現状はわかっかとるわっ!わしが言いたいのはっ!)」

領主公「そなたはなんだ?」

女騎士私服「わたし?」

領主公「そなたは、騎士である前にわしの娘である。この意味がわかるか?」

女騎士私服「?」

領主公「公爵家の令嬢の自覚はないのか問うておる!それにお前はもう姫騎士隊ではないわっ!」

モワモワモワモワ

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