誹謗中傷禁止だにょ! 作者が活躍する学園モノ冒険譚です ハーレム 異世界 い能力
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39:名無しNIPPER[sage]
2017/10/15(日) 22:10:50.11 ID:TMwUMI/3O
改札への道のりは、登竜門に匹敵する険しさだった。

なにせ向こうは此方を見えてないので、無意識下で行われている譲り合いが一切発生しないのだ。

自分にむかって無限に降り注ぐ雨を避けるような、難行苦行である。

当然避けきれずぶつかり、相手が驚いて辺りを見回すことが何度もあった。

それでも、あの女生徒に捕まらないように、這々の体で駅のホームまで逃げる。

今までの女生徒は、不気味なまでに、大人しかった。

あくまで一定の距離を保ちつつ、こちらの足跡を追ってくる。

偶然、足跡が滅茶苦茶に重なり欺瞞的行動のようになっても、当意即妙の判断で再捕捉する。

いわば、彼女は優秀な猟犬だった。確実に捕
まえられる場所まで、俺はすでに誘導されている。

その電車という絶好の檻は、もう数分後に到着する。果たして俺は、のるべきだろうか。


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