16:名無しNIPPER[saga]
2017/10/17(火) 20:55:42.93 ID:x+JNmIuUO
みほ「家に帰ったら、まずお洗濯をしなきゃ」
梓「手伝いますよ」
みほ「ううん、梓ちゃんは先に勉強をしてていいよ。パンツとか、ちょっぴり恥ずかしいし……」
梓「あ、そうですね……」
梓(……なんか楽しいなぁ。先輩の日常生活に自然に潜り込む感し……)
ガチャ、キィ
みほ「ただいまぁ」
梓「先輩一人暮らしなのに」
みほ「でも言っちゃうんだよね」
梓「ちょっぴり分かります。あは」
みほ「じゃあ、私は先にお洗濯をするから、梓ちゃんは好きにしてて。冷蔵庫の飲み物、飲んでいいよ」
梓「はぁ〜い」
梓(んふ……毎日こうやって先輩の家に通えたらなぁ。でもさすがに迷惑かなぁ)
みほ「……あれ?」
梓「? 先輩、どうしました?」
みほ「わたし、部屋の灯り消し忘れてたのかな」
梓(? ……廊下の奥、部屋のドアの隙間から灯りが漏れてる……?)
みほ「それに、この、靴」
梓(あ……玄関に揃えておかれてるこの靴、大人の女性のはく革靴だ……先輩のじゃ、ない。じゃあ──誰の……)
みほ「………………お母さん?」
梓「え……」
みほ「──梓ちゃん、ごめん、ちょっとここで待っていて」
梓「え、あ、はい」
とっ、とっ、とっ……ガチャァ……(みほが奥の部屋に入ってく)
梓「……」
『お、お母さん……』
梓(先輩の声が、漏れ聞こえてくる。やっぱりお母さんが)
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