16:名無しNIPPER
2017/10/11(水) 00:08:15.52 ID:q/UO3SxJ0
ピンポーン
セレナ「あら?誰か来たわ?まったく無粋な」
エドガー「お邪魔しますよ」
17:名無しNIPPER
2017/10/11(水) 00:09:13.59 ID:q/UO3SxJ0
エドガー「実は俺カミツレさんに雇われたトレーナーでな。カミツレさんは自分が引退したあと
ライモンシティがあんなに過疎化するとは思ってなくて責任を感じてたんだ」
エドガー「かと言って、今カミツレさんがやってる事業を放り投げてジムリーダーに復帰するわけにもいかず
後継者を探していたんだ、いや探すも何もカミツレさんのご指名は最初っからお前さんだったんだけどな」
18:名無しNIPPER
2017/10/11(水) 00:10:02.27 ID:q/UO3SxJ0
エドガー「そうだサトシ!ほぼすべてのポケモンリーグに参加し、優勝経験こそないものの
どのリーグでも鮮烈な存在感を残し、世界を旅して多くの奇跡や神秘を目の当たり
にし、同時に幻のポケモンたち、なんとあのアルセウスをもポケモン図鑑に収めた
最大の功労者にして伝説のトレーナー!」
19:名無しNIPPER
2017/10/11(水) 00:10:57.23 ID:q/UO3SxJ0
エドガー「とはいえちょっとテストを受けてはもらいたい。前回はブランクというより
モチベーションがダダ下がりの状態だったからな。今回は本気で頼むぜ。」
サトシ「…わかった」
20:名無しNIPPER
2017/10/11(水) 00:11:36.24 ID:q/UO3SxJ0
夜
セレナ「サトシったらこんな時間まで起きてて…眠れないの?」
サトシ「…明日はジムリーダーテストか…」
21:名無しNIPPER
2017/10/11(水) 00:12:17.47 ID:q/UO3SxJ0
セレナ「あ、ごめんね!いいの。サトシも私が突然カロスクイーンを
やめたのか訊かなかったもんね」
サトシ「いや、いいんだよ。俺がポケモンマスターを諦めたのはさ、
元々伸び悩んでいたのと、ジムバッジこそ全部持っていたけど
22:名無しNIPPER
2017/10/11(水) 00:13:23.91 ID:q/UO3SxJ0
サトシ「ピカチュウも全盛期に比べて体のキレってのが落ちてきて、
全盛期に間に合わせてあげることができなかったって思いながらも、
それでもメガシンカを使えるポケモンを組み合わせて
バトルのたびに戦略を立てたりしたんだ…でも」
23:名無しNIPPER
2017/10/11(水) 00:14:12.02 ID:q/UO3SxJ0
セレナ「燃え尽きてしまったの…?」
サトシ「ああ…それからの俺は、Z技はもちろんメガシンカという概念もさほど普及していない
イッシュ地方のこの土地で、ピカチュウの静養も兼ねて引きこもって暮らしてたら」
24:名無しNIPPER
2017/10/11(水) 00:14:53.74 ID:q/UO3SxJ0
サトシ「みじめだな俺って思ったけど、セレナに会えて嬉しかったよ。
まあ結果的にこんな貧乏暮らしをさせてるんだけどさ」
セレナ「(ブンブン)私…ずるいね…私あのとき実は嬉しかったんだよ。カロスクイーンの重圧に
耐え切れなくて逃げてきた私を、もしもサトシが受け入れてくれなかったらって思ってたら」
25:名無しNIPPER
2017/10/11(水) 00:15:36.41 ID:q/UO3SxJ0
サトシ「でもそれってあれだろ?ジョーイさんだっけ」
セレナ「共依存ね。でも…お互いに幸せならいいって思ってたから。」
セレナ「でもね、エドガーからライモンシティジムリーダーの話を聞いたときのあなたの目つきが変わったのを見たとき感じたの。やっぱりあなたはポケモントレーナーだって」
26:名無しNIPPER
2017/10/11(水) 00:16:37.43 ID:q/UO3SxJ0
サトシ「一応かつてのカンを取り戻すためにこの一週間色々やってきたけどな」
セレナ「きっとサトシなら大丈夫。私は信じてるからっっんんんん!」
セレナ「んっんっちょっとどうしたのんっんっちょっと電気消してお願いんっんっ」
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