22:名無しNIPPER[saga]
2017/10/28(土) 13:38:46.65 ID:FLbrBElf0
「取り合えず、懐いてくれてる……と考えていいのかな」
幼馴染が言っていた「刷り込み」と呼ばれる現象だろう。
まあ、それが何時まで続くかは判らないのだけれども。
きっと、このスライム達だってお腹が空けば思い出すだろう。
自分達の本能を。
誰だってそれは逆らえないのだ。
つまり、私がやるべきことは二つ。
一つ目は、洞窟からの脱出方法を探すこと、
二つ目は、スライム達に食料を与え続けること。
「村の人たちが助けに来てくれたら楽なんだけど……」
「まあ、多分当てには出来ないかな、私は嫌われているし」
足元で、緑色のスライムがピィと鳴いた。
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