152:名無しNIPPER[saga]
2017/11/15(水) 14:17:57.39 ID:io/ozYfw0
〜85日目〜
あれから、私達は細かい話し合いをした。
私が外に出たいこと。
希望するスライム達を、連れて行ってあげたいこと。
アカやアオ、そして無言のミドリは私の意見を肯定してくれた。
クロだけは少し渋った。
クロ「ですから、外は恐ろしいものが一杯なのです」
クロ「その点、ここは本当に理想郷で……」
アオ「母さま、外に出たら弓の使い方教えてね」
アカ「……ゆみって?」
アオ「母さまが得意な道具だよ、きっと格好良いんだろうなあ」
アカ「……アカも、やってみたい」
狩人「うん、いいよ、アカにも教えてあげる」
アカ「……やった」
アオ「母さまと、私達3人でやる狩り、きっと楽しいよね」
クロ「……まちなさい、その三人というのは誰と誰と誰なんですか?」
アオ「え?ボクと、アカと、ミドリだけど」
クロ「な、何でそうなるんですか!私はどうなるのです!」
アオ「だってクロは理想郷に残るんだよね?」
クロ「ガボガボガボガボガボガボ……」
結局、最後はクロも折れてくれた。
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