7: ◆.dsCc9AhxA[sage saga]
2017/10/10(火) 22:09:25.84 ID:p0qToDGh0
優花里「姉上殿のカレー好き、理由とかあるのでしょうか」
みほ「あるよ。えっとね、まだわたしが小さいころの話なんだけど」
沙織「うんうん」
みほ「お姉ちゃんにカレーつくってあげたことあるの。今思うと焦げてたし野菜の煮込みも甘くてゴロゴロだったのに、お姉ちゃん『おいしいよ、みほ』って食べてくれて…それ以来かな、カレーが好きって言うようになったのは」
華「そんな背景が…」
優花里「いい話ですぅ」
みほ「まあ、そのときは確か菊代さん…うちの女中さんね。彼女がいなかったから、わたしがつくるしかなかったの」
麻子「…あのおっかない家元は料理しないのか」
みほ「えっとね、菊代さんが雇われるようになった経緯も、お母さんの手料理を食べたお父さんが気絶したからなの」
沙織「え」
みほ「そのときお父さんもいなかったし、大雨で出前も呼べなかったからわたしがつくったんだ」
麻子「英断だろう。大雨では病院にも行けないだろうし」
沙織「わたしたちの会話を家元が聞いたらどんな顔するかな…」
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